次の日のホームルーム。

みやのさんは、あふ、と口元を手で隠しながら、退屈そうにあくびをしていた。

それは日常茶飯事で、みやのさん自体もいつもとなにも変わらない。

いつもと違って、みやのさんばかりに気を取られていたのはわたしだけだった。