それから二、三日が過ぎた頃、姫輝ちゃんは遂に本性を現した。
もちろん、私の前でだけ。
「前々から思ってたんだけどさぁ、アンタ、何様のつもり?愛想ないし、別段可愛いって訳でもない癖に愛されちゃって・・・・・。ムカつくのよ、そういうの。」
何て言っている姫輝ちゃんを見てたら思うんだ。
それってただの嫉妬じゃん。
自分がどっかの少女漫画の主人公みたいに愛されないからって、他人の所為にして・・・・。
ホント_____
馬鹿みたい。
「な、なっ・・・・もう許さない。星空優鶴(ツキナシ ユヅル)!!!!」
・・・。
声に出てたか。
優鶴は呑気にそんな事を思っていたのだった。