学校についたら、急いではるちゃんのロッカーに向かった。


誰かに見られたらまずいから。


あとはるちゃんに会ってもまずい。


キィ、と音を立てて開いたはるちゃんのロッカーは綺麗に整頓されていた。


はるちゃんらしいや。


そっとお弁当の入った袋を置いて、その上に手紙も乗せる。


閉めよう、と思ったとき。


「なにしてるんだね?君」


びくっ!と肩が思いっきり震えた。


や、やばやば、だ、誰?


恐る恐る振り返ると…


「は、はるちゃん~…」


びっくりしたぁ…、校長の声に似てたから尚更…。