「よし。2人だけになっても、頑張ろう」加奈ちゃんは励まし。
「絶対、友だちだからね」わたしは念を押す。
「もっちろん」
えへへ、とお互い笑いあい、校門あたりまでずっと笑みは絶えなかった。
こんなに笑うの、久しぶり。
昨日から、青天のへきれきのような出来事ばかりだけど、どこかへ置き去りにしていた感情が戻ってきたみたいで、嬉しいことも事実。
「あ、でも……」
「なに?」
「今野さんのコト、聞いてもいいかな? それだけは、その……」
「いいよ。……瑞樹、今野さんって人のこと、好きなんじゃない?」
「ええっ!!」
ぴょんと跳ね上がり、わたしはカッと体や顔が熱くなるのを感じる。
「そそそそ、それはナイんじゃないっ? へへ、変なのー……」
加奈ちゃんに言われて、今初めてこの気持ちがなんだったのか、分かりかけた気がする。
まさかとは思うけれど、これは恋かもしれない、と。
「絶対、友だちだからね」わたしは念を押す。
「もっちろん」
えへへ、とお互い笑いあい、校門あたりまでずっと笑みは絶えなかった。
こんなに笑うの、久しぶり。
昨日から、青天のへきれきのような出来事ばかりだけど、どこかへ置き去りにしていた感情が戻ってきたみたいで、嬉しいことも事実。
「あ、でも……」
「なに?」
「今野さんのコト、聞いてもいいかな? それだけは、その……」
「いいよ。……瑞樹、今野さんって人のこと、好きなんじゃない?」
「ええっ!!」
ぴょんと跳ね上がり、わたしはカッと体や顔が熱くなるのを感じる。
「そそそそ、それはナイんじゃないっ? へへ、変なのー……」
加奈ちゃんに言われて、今初めてこの気持ちがなんだったのか、分かりかけた気がする。
まさかとは思うけれど、これは恋かもしれない、と。