「俺は……俺の選択は、正しいんだ」
いきなり、意味不明なことを言い出す。
わたしはギョッとして、
「先輩っ? わたしは大変ですねって言っただけですよ?」
「あ、ああ……そうだな、悪かった……」
今野さんは我を取り戻したみたいで、さっきまでの厳しい目つきは消えていった。
「先輩は、勉強スキですか?」
何度も思うけど、どうして今日であったばかりの人と、こんなにつっこんだ話が出来るのだろう。
これは、この人がそうさせているのかな。
それとも……?
「ベンキョ? 好きじゃねーけど、得意だな」
「どういうことですか?」
「……10番以内……って、ことだ」
この学校の1学年には、250人ほどがいる。
その中で、10の指に入るなんて。
すごい、やっぱり、どこをとっても、すごすぎる。
いきなり、意味不明なことを言い出す。
わたしはギョッとして、
「先輩っ? わたしは大変ですねって言っただけですよ?」
「あ、ああ……そうだな、悪かった……」
今野さんは我を取り戻したみたいで、さっきまでの厳しい目つきは消えていった。
「先輩は、勉強スキですか?」
何度も思うけど、どうして今日であったばかりの人と、こんなにつっこんだ話が出来るのだろう。
これは、この人がそうさせているのかな。
それとも……?
「ベンキョ? 好きじゃねーけど、得意だな」
「どういうことですか?」
「……10番以内……って、ことだ」
この学校の1学年には、250人ほどがいる。
その中で、10の指に入るなんて。
すごい、やっぱり、どこをとっても、すごすぎる。