どうしてだろ。

目の前の日常の景色全てがちがう。

キラキラしてる。

まるで世界が変わったみたい。

「ねえ、美都?もしかして、遥が好き?」

玲奈のカンはすごい。

「……そうかもしれない。」

私が答えると

「そっか。じゃあさ、たぶんなんだけど、美都、1年から恋してるよ。」

「え?」

1年から恋してる?

出来なくて悩んでんのたのに?

玲奈の言葉の意味がわからなかった。

「私ね、美都が遥のこと見てるのってどうしてなんだろ?って思ってたの。気付いてなかった?」

「全然。」

「それがもし、恋なら、美都は1年から恋してるよ。」

玲奈が自分を見ていてくれた。

自分は恋をしていた。

その両方が嬉しかった。

「そうなの…かな。」

私は自然と笑っていた。