もう関係ねーよな。



さくらは戸山と付き合ってるらしいし、もうさくらは俺のことなんか好きじゃないだろう。



その証拠に、昨日さくらはショッピングモールで俺から逃げたし。



二人が付き合ってるんなら、俺がずっとさくらを好きだったら二人の邪魔になる。



だから……………



俺もいいかげん前に進まないと。



過去の恋愛に縛られてたって、そんなのさくらの迷惑になるだけ。



今、この瞬間でさくらのことは忘れよう。



そう決意した俺は、もう一度バタンと音を立てて靴箱を閉めた。