「位置について。よーい………」 パンッとスタートの合図が響き渡り、一斉にみんなが走り出す。 そんな中、3組の1走者は勢いよくグラウンドを駆け抜けていった。 バトンが1走者から2走者へと渡る。 今のところ1位だ。 自分の番が近づいてくるにつれ、緊張が高まってくる。 大丈夫、大丈夫。 2位のクラスとはだいぶ距離が開いている。 このまま走れば大丈夫。