大会が近くなりみんなもピリピリとしていた。 ついに明日本番と言うところまできてしまった。 あたしは気持ちの整理がつかないまま過ごしていた。 “お前が好きなんだ” が忘れられずにいた。 「ママ明日見に来るのー?」 「もちろん行くわよ?」 「明日、あたしソロ失敗しないよう頑張るね!」 あたしはママの緊張を和らげようと必死だった。