帰り道、藍斗の事を思い出して呼び出した。

「おーい!」


藍斗は私服だった。

「あたしさ…?」


いきなりあたしの唇に唇を押し当てると、人差し指をあたしの口元に当てた。


「これ以上俺を好きにさせるなよ。」

思わずドキッとした。

「これから友達としてよろしくな?」


意外過ぎる言葉だった。