お互いソファに座ってい話をはじめる。



まず話し出したのは巧だ。

「君たちの話は聞いているよ。こんなに綺麗で美人な娘を2人も！羨ましいなあ。まあまあ、そう固くしなくていいんだよ」


温厚そうな人でよかった。


話を続ける
「話は和樹くんから聞いてると思うが、君たちのうちどちらかが、うちの息子と婚約してほしいと強く願っている。ちょっと難癖があるんだが…」



難癖か…　あ、そいえば今は巧さんしかいないじゃない。颯馬さんは…？



感のいい和樹は文乃が思っていることに気づいた
「すまないね、わがまま息子はここに来たがらないんだ。実は婚約することに反対みたいでね…」



なによそれ！息子が反対しているのに婚約しろと…なんだか失礼な気がしてきた。

愛里の方を見てみると、愛里もまた同じ心境のようだ。