「そういえば、翔琉どこ?」


「あ、たしかに。」



「うーん…ま、いっか」



「そーだねー」






コンコンー




「はーい」




ドアが開いて入ってきたのは、翔琉と若いメガネの男の人





父のことがあってから、初対面の男の人はどうしても怖くて、思わず後ずさり





「咲、大丈夫だよ。

この人はこれから柑菜ちゃんの主治医になる人。」


「星野 涼太です」





「私の主治医…って……」



「久しぶりだな。柑菜」




「な、なんで!?」




「え?知りたいなの?」



「…こ、こいつ…私が前通ってた病院にいた研修医… 意地悪で大っ嫌い」




「意地悪?お前のためにやってるだけ」



「ほら涼太。そんな噛み付くな」





「噛み付いてなんかないっすよ!」





大変そうだなぁ…笑