保健室のドアをそっと開けて、中に入ると一つだけベッド周りのカーテンが閉められていた。


ゆっくり開けて覗くと、頬をほんのり赤く染めて寝ている神代が居た。


そっと神代の頬へ手を伸ばし、赤く染まっている頬に触る…


やっぱり熱い…


一応ちゃんと頭は冷やしてるみてーだけど、大丈夫か…?




《キーンコーンカーンコーン…》




2限目始まったか…


心配だし、様子見でもしよう。


早く起きて元気になれよ?


またケチケチして怒った姿見せろよ。


でも、次はお前の笑った顔が良い…




-夕空 side end-