授業中、隣で爆睡している美眞を横目で見る。


美眞は思えば一年の頃、毎授業と言ってもいいほど寝ていた。


ただ、単純に授業がめんどくさい。

嫌だ。っていう理由だと思ってた。


最近になって、きっと違う理由だって思ってきた。


アタシ、全然美眞の事を知らない。


好きなのも

誕生日も

連絡先も…




『…何?』