とは言ったものの…


真横でそんな光景見せないでくれる!?




「ねっ、ここ教えてくれる?」


『あ〜、そこか。
それは確か…』




優しい声で、しかも優しい笑顔で美眞は美湖ちゃんに勉強を教える。


わっ…


顔近くない!?


って、二人は付き合ってるんだし…こんなこと当たり前か。




「そういう事か!わかったよ!」


『ははっ、意外と簡単だろ?』


「うん!」




隣で会話されると嫌だ。


会話を聞きたくもないのに、ついつい聞き耳を立てて聞いてしまったり見てしまう。


辛くなるだけなのに…


美眞は美湖ちゃんしか見てないのに。

分かってるのに…!!


どうして目で追ってしまうの?