だから、創には心配かけられない。
『放課後、話聞いたるから今は我慢し』
「うん…」
そう言って、創はアタシの頭を撫でてくれた。
誰にも優しい対応をする創。
きっと、彼女さんはそこが好きなんだろう。
自分だけに優しさを求めたりしない、優しい子なんだろ。
見たこともないけど…わかる。
創が惚れた子なんだもん。
きっと、アタシより一層可愛くて優しくて…芯が強い女の子なんだろう。
好きな人と離れていても、寂しい顔をしない創は凄い。
いつもいつも笑ってるもんね。
その笑顔に救われているアタシがいる。
本当に、いつもありがとね。