結局そこから目が覚めてしまい、消しゴム効果で授業を寝ずに済んだ。
さて、購買行って何か買ってこよ。
財布を手に持って、一人階段を下り購買へ足を進める。
まぁまぁの人だかり…
適当に目が付いたパンでいいや。
近くで目に入った、焼きそばパンとカレーパンを買って教室へ戻ろうと、階段を上がった先に…
『おい、消しゴム返せ』
「…はい?」
ブスッとした表情で腕を組んで壁に持たれていた美眞。
やっぱり犯人はコイツだった。
『授業中、寝ようとしただろ』
「寝てるやつもいるし別にいいじゃん」
『だからバカのままなんだよ』
「なっ!」
『32点』
…確かそれは1年の最後の期末テストで取った古典の点数。
赤点ギリギリラインだった古典。
「って、なんで知ってるの!?」
『1年の最後、席お前の斜め後ろだったし、点数見えたんだよ』
右斜め後ろなら見れるか…
って何納得してんのよ!
最悪だ…