恐くてぎゅっと目を瞑る。


ゆっくりネクタイを下ろされて、カッターシャツのボタンが一つ一つ外されて…



『凛時、震えてる…』


「ごめん…」


『うぅん…俺が悪い。』


「なんで夕空なのに震えてるんだろね…」


『凛時…』



夕空は後ろを向いて俯いてしまった。


アタシから言ったのに…



ゆっくり起き上がって、夕空を後ろからぎゅっと抱きしめた。



「ごめんね…」


『凛時…エロい』


「…なっ」


『胸…当た「っわ!」


『ははっ、今更隠しても』


「うー…やっぱ無理!」


『はいはい。』



こんなにも見られるのが恥ずかしいなんて…


はぁー…


全身の力が一気に抜けてしまい、前に倒れかけたところを夕空が掴んでくれた。



『凛時!?』


「なんか力入んない」


『ちょっと、寝かせるぞ』




そっと、仰向けに寝かせられて夕空が心配そうにアタシを見る…