夕空の家に着く頃には、胸の鼓動がMAXになっていた。


部屋に入った途端、夕空は優しくアタシの頬を撫で、意図も簡単にキスをしてきた。



「っん…」


『凛時、可愛い』


「バカ…」


「はっ…っあ、ん…」



夕空のペースにすっかりのまれてしまう。


アタシから…したいのに。


夕空のネクタイをちょっと引っ張ると、引っ張りどころをミスって、ネクタイが解けてしまった…



『誘ってる?』


「な、そんな…わけ…っん」


『感じてるくせに…』


「…あっ」



夕空の舌が入ってきて、舌が絡み合う…


上手く息ができなくて…


気付けば夕空をぎゅっと抱きしめていた。