4限が終わり、お昼休みが始まると同時に、欠伸をして起き上がる夕空。



『あ〜ぁ…よく寝た』


「よく寝たじゃないでしょ?」


『仕方ねーだろ。
昨日も深夜2時までバイトだったんだし』



そう。


夕空はバイトを2つ掛け持ちをしている。


1つはレストランの厨房

もう1つはコンビニの夜勤。


だから…いつも眠そう。



「身体、壊さないでよ?」


『心配するなよ?』



そう椅子から立ち上がって頭をポンポン優しい撫でられて、お昼ご飯の買出しに教室を出て行った。


は、恥ずかしいんだけど!!


よく美湖ちゃん我慢出来たな!?


いや、あれは我慢じゃないか?笑



『なーに、にやけてんの?』


「創」


『イチャつくのは外でしてや』


「わ、分かってるって!」


『ははっ、羨ましいやつ!』



創には本当に感謝してる。


初めの頃、何回も創に夕空のこと相談してたよね。


今じゃ、ちょっと懐かしい。