待って。


ほんとに頭が追いつかない。



『…ったく。
俺の最大の告白…どうすんだよ…
すっげぇ、恥ずかしいんだけど』


「あ、アタシだって、アタシだってずっと…ずっとずっと、美眞が好きだった。」


『だった?』


「隣にずっと美湖ちゃんがいるのは分かってても…それでも全身が諦めきれなくて。

2年に上がった時、もう諦めよう!って、思えば思うほど、美眞を好きになるアタシが居て…」



そこまで言うと美眞がアタシを抱きしめた…



「…ひくっ…ひくっ…」


『ったく。
なんで泣いてんだよ…』


「だって…両想いだなんて…」


『俺がお前に言った言葉…覚えてるか?』



抱きしめる手を緩めて、美眞はアタシの涙を拭いた。


言った…言葉?



「バカ?ガサツ…サバザバしすぎ…それから」


『お前、ほんと、バカだよな!』


「なっ!」


『その口、必ず塞いでやる。』




その言葉…