夢…!?


もしかして、もしかしなくても、絶対夢だ!?


そんなわけないじゃん!!


だって、だって、



「だって、美眞には美湖ちゃんが…」



そうだ。


だって、ずっと毎日一緒にいるじゃん!


目で追ってるじゃん!!


アタシなんて…あんたの瞳に映ってなかった。



『は?美湖?』


「美湖ちゃんのことが好きなんでしょ!」


『ちょ、待てよ』


「…見てて分かるんだから!」


『はぁー。
ここに来るまでに、美湖に言われたよ。
俺が美湖を好きだって気持ちは“友達”としてだって。』



呆れた顔で美眞は頭をガリガリ掻いた。


友達…として?