ひとりぼっちになった公園に1人、ブランコに座りながら夕焼け空を見上げる。


一面に広がるオレンジ色の空。


あたたかい色。


誰かに見せたくなるような色だ。


美眞も…


どこかで見てるかな…


いや、あいつは見ないか。




『神代!!』




アタシを呼ぶ声にブランコから飛び降りて後ろを振り返る…


そこには肩を上下に揺らして息を切らしてる美眞が立っていた。


なんで美眞が!?



「なんで…」


『お前に言いたいことがあんだよ…』


「な、何よ…改まって」



マジマジと目をみつめられて、思わず視線を逸らしてしまう。


な、何かしたかな?


思い当たる点を探してみるが…ない



『お前が俺を嫌いなのは知ってる…
けど、けど…俺は…

お前が好きなんだよ…!』



へ?


顔を上げると、美眞の瞳には私が映っていた…


ほん…とに?