いったい美眞はこの場所に何回足を運んで、一人泣いてきたのだろう。
その辛さを全てはわかってあげられない。
けど…けど!
「半分こしてよ…美眞のその辛さ」
『え…』
「どうせ、美湖ちゃんには黙ってるんでしょ。」
心配させたくない。って言う変な意地で
ならせめて、彼女でもない友達なアタシになら言ってよ…?
なんでも受け止めてあげるから。
『ははっ、何泣きそうになってんだよ』
「へっ?」
『俺は大丈夫だから』
ヘラっと笑ってアタシの頭をくしゃりと撫でた。
ったく!
人がせっかく心配してあげたのに!
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…