二学期こそ、美眞との距離を縮めたい!


そのためには何とかして美湖ちゃんを…


そう考えても、なかなか上手い方法が思い付かない。


3限目終了のチャイムと同時に、目を擦って起き上がった美眞。


そして当然、美湖ちゃんが美眞に駆け寄る。



「また夕空寝てたでしょ!」


『寝てもテストさえ頑張ればいい話だろ?』


「ノート見せてあげないよ?」


『最後に俺に縋ってくるのは美湖だろ』



なによ。


楽しくヘラヘラ笑っちゃって!


美湖ちゃんは美眞に頬を膨らまして怒る。


ほんとに、カレカノ。