凛時 お姉ちゃんって…
美眞の奴!
ニヤニヤしてるし!
小さな子達に引っ張られてブランコで遊ぶ…
優しく背中を押してあげるけど、これがけっこうキツイ…!
「りとお姉ちゃん、私にもしてー?」
「うん!ちょっと待ってね!
はい、後5回で交代ねー」
今背中を押してる子に言って、また思う。
これ、終わりあるの!?
何か並んで待ってるんだけど!?
良し…
いいこと思い付いた!
「美眞…ゆう兄ちゃんがブランコ一緒にやりたいって!」
『…はっ!?』
遠目で見ていた美眞を勝ち誇った笑みで見る。
どうだ!笑
ゆう兄ちゃん!
ヤバイ…笑える!
『ほんと?』
「ゆう兄ちゃん、やろう!」
やれやれと言った表情をした後、笑って子供達に答えた美眞。
みんなにとって、美眞は優しいお兄ちゃんなんだね。