チョークを持ったまま固まっていると学級委員の男子…中原君が不思議そうに聞いてきた 「どうしたの?氷上さん」 へえ…珍しいな 私に普通に話しかけてくるなんて …じゃなくて! 「あー、どれに出ようかなって思って」 私がそう答えると、中原君は黒板を指さして言った 「もう書いてあるじゃん」 「はっ?」 驚いて中原君の指す先を見ると確かにそこには、私の名前が書いてあった