「はぁっ…あつい…」 走って階段横の物陰に隠れた私たち 久しぶりに走ったから汗が噴き出してくる 「ふぅ…」 息を整えてから隣にいる地味子を眺める 別に知り合いじゃないと思うんだけど… 「ねぇ、なんで助けたの?私たちお互い知らないよね?」 一番聞きたかったこと。 関係ないことでしょう? 私がそう聞くとその子はしばらく考えてゆっくりと口を開いた