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私はごく普通のどこでもいるような幸せな家族だった。

ちゃんと友達もいて、毎日が楽しくて幸せだったんだ。

私は小さい頃からオッドアイで左目が黒 右目が赤だった。

昔は大好きだったんだ。自慢だったんだ、昔は…


でも、年を重ねるうちにだんだんと分かってくる。

お母さんとお父さんに似てないって。




小学校では

「なんでお前左右の目の色がちげーの?」

「人間じゃないみたいー笑」

「気持ちわるー笑」


っていじめられて。




参観会では


「お前お母さんと似てねー。なんで似てねーの?笑」

「愛人との子供ってゆうやつ?笑」

「汚がらわしい。近づかないで!」



それから6年間辛い思いをしてきた。
だれも助けてくれない。

ツライ ツライ ツライ ツライ ツライ ……

鈴 『…たすけて…』

そんな言葉は誰にも届かずむなしく消えた…。











辛かったよ。苦しかったよ。

親友だった子がイジメのリーダーだったり

先生に助けを求めてもイジメを悪化させた。

服で見えないところを殴られて、痣だらけ。
毎日毎日、靴や体操服が切られてボロボロ…。

辛かった。

だからもう人は信じない。関わらないってきめた。





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その思いを変えてくれる人が現れることをまだ鈴は知らない。