「最近、相良ほんとこないよねー」
雪乃がふと、そう言った。
季節は秋を通り越して冬に入ろうとしていた。
昼休み、前までは僕と桜田(たまにだけど)で食べていたけれど相良グループと仲良くなった最近は相良以外の人と僕と桜田で屋上で食べるようになった。
「たしかに~相良いくら何でもさぼりすぎだよなー」
雪乃に続き他の人達も声をあげる。
桜田はというと屋上のフェンスに寄りかかって黙って僕を見ていた。
「ねえ。涼子~。相良何してるの~?」
「さあ、バイトが忙しいんじゃないかな」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…