「おはよう。長野くん」
「おはよ。桜田」
雪乃に話しかけられた日から僕の学校での立場が徐々に変わっていった。
桜田が相良たちのグループに仲良くするように言ってから、まわりの人達も空気を読んだように僕に構わなくなった。
たまに前の調子で僕をからかうやつがいたりしたけれど、相良のグループのやつが絞めていたらしい。
ということで今では違う意味で僕は恐れられている。
相良は最近姿を見ていない。学校をさぼっているみたいだった。
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