「はッ……ッ」
汗がびっしょり、時計を見れば午前4時。
また、この夢か。
これは私が7年前に体験したこと
7回忌があったからではなく、ほぼ毎日見る夢、
夢はあそこで途切れてしまったが
最後まで話せば、あのあと事故が起こったようだと
人から通報があり、警察が
駆けつけたところ星輝を殺している男と
気絶した私がいて、
私は足の損失だけで済んだ。
でも、星輝はあの時、とてもでは見れる状況では
なかった。
あの男は、私を引いてしまい、
星輝が通報するのを恐れ殺したと言っていた
なのに……。
向こうのお母さんもお父さんも私を責めなかった。
だけど知っている。ほんとは私を恨んでる。
"なんで死ぬのがアナタじゃないの?"
"星輝を返せ……"脳裏に響く声。
「ッ……」
そのせいで私は地元を離れざるおえなかった。
18になり、高校卒業と同時に大阪へと来て
今は社会人として働いている。
その仕事といっても風俗で
親にはとてもではないが言えないので
小企業の会社とだけ伝えてある。
そこで紹介してもらった薬売人に
シンナーを譲り受け、人間のゴミとして生きている。
「私……生きてる意味無いよね」
はあ、とため息をついて座り俯いた。
ツッ……と流れる涙。
星輝へのごめん、
家族へのごめん、
星輝のご両親へのごめん、
たくさんつまった"ごめん"
その時だ。
やんわり、頬に何かが触れた気がした。
「え……?」
汗がびっしょり、時計を見れば午前4時。
また、この夢か。
これは私が7年前に体験したこと
7回忌があったからではなく、ほぼ毎日見る夢、
夢はあそこで途切れてしまったが
最後まで話せば、あのあと事故が起こったようだと
人から通報があり、警察が
駆けつけたところ星輝を殺している男と
気絶した私がいて、
私は足の損失だけで済んだ。
でも、星輝はあの時、とてもでは見れる状況では
なかった。
あの男は、私を引いてしまい、
星輝が通報するのを恐れ殺したと言っていた
なのに……。
向こうのお母さんもお父さんも私を責めなかった。
だけど知っている。ほんとは私を恨んでる。
"なんで死ぬのがアナタじゃないの?"
"星輝を返せ……"脳裏に響く声。
「ッ……」
そのせいで私は地元を離れざるおえなかった。
18になり、高校卒業と同時に大阪へと来て
今は社会人として働いている。
その仕事といっても風俗で
親にはとてもではないが言えないので
小企業の会社とだけ伝えてある。
そこで紹介してもらった薬売人に
シンナーを譲り受け、人間のゴミとして生きている。
「私……生きてる意味無いよね」
はあ、とため息をついて座り俯いた。
ツッ……と流れる涙。
星輝へのごめん、
家族へのごめん、
星輝のご両親へのごめん、
たくさんつまった"ごめん"
その時だ。
やんわり、頬に何かが触れた気がした。
「え……?」