「ほんと、ですか…?じゃあ、がんば、るっ…!」
「ははっ、藍はほんと単純だな。あ、唯人との事心配しなくていいからな。俺たちは大人だから、大丈夫だ。」
そうやって言うと、ほっとしたように嬉しそうに笑った。
う、わ…。
俺、耐えられんのかな…。相当、道のり長いよな。
うわー、早く大人になってくれー、藍。俺はそんなに持たないぞー…
心の中でそんな事を呟く。
そんな事をしていると、藍は「す、き?高木さんは、わたしをす、き?」なんて、言ってるっ…もう、可愛すぎだろ。
「藍?おいで。」
そういうと、藍はよろよろと近づいてぎゅっと小さく抱きついた。
せめて、ぎゅーぐらいは許してくれ。
あぁー、これ、藍が大きくなったら怒られそー…
まぁ、そん時はそん時でいいか。