「変なんかじゃねーよ!なんで、藍なんかに構うんだよ…!」



なんで、なんて。


俺にだって分かんねーよ。


最初はなるべく関わらないようにと思っていた。


でも。



…しょうがねぇだろ。…好きになっちまったんだから。


「今日はありがとな。もう遅いから、帰れ。」


悪いが、唯人がなんと言おうと考えを変えるつもりはないから。



「…れ、が言っ…んだよ。」



「…ん?」


「俺が、言ったんだよ、藍に。迷惑掛けたら許さないから、って。離れろって。」



「は?どういうこ「今日は遅いから帰るわ。」



そう言って出てった扉の方を見つめる。




…どういうことだよ。