「藍、お前風呂入れるか?」


時間がかかるもお粥は完食し、藍に話し掛けると、コクッっと控えめに頷いた。


「…高木さん、入る?」


「ん?あぁ、藍が入ったあと入るよ」



「…ち、がう。一緒、入る?」



「…。はぁ!?」


「ひ…あ、ごめんなさい…」



「いや、そうじゃなくて!普通にびっくりしただけ。てか、藍は恥ずかしくないのか?近づいたらだめなんじゃないか」


そう聞くと、藍はなにか変なことをいっただろうか。みたいな顔して悩んで、それから頷いた。



…いや、俺が恥ずかしいとかではないけど。全くないけど。女の子として、ダメだろ。幼児や小学生ならまだしも、推定中学生以上だぞ?



いやいや。捕まるって!


「んー!まぁ、とりあえず入ってくれ!シャンプーが左でリンスが右、その下に石鹸があるから。」



「…シャンプー?リ、ンス?」



「髪洗うやつと、んー、なんていうかな…まぁその後につけて、よく流せ。着替えはここ置いとくな」