ミシンで怪我した時も、


転んで擦りむいた時も、



いつもハルがそっとキスして



そうすると、


りおの傷は治っていた。





俺はりおを愛しているだけで


ただ、


隣りにいるしかできなくて



いつも救ってくれたのはハルだった。