「ねぇ!!!ハル!いるんでしょ!!!出てきなさいよ」
「りおのこと守るって言ったじゃん!!!」

さらたちが泣き叫ぶ。


「さら、みお、やめろ。」


俺は二人の腕を掴んだ

「アンタも!!アンタもりおのこと俺が
 守るって私達に言ってたじゃん!!!!」



みおが泣きながら俺を揺さぶる。




俺は何も出来なかった...



ハルも俺も、


何もできなかった。