4気づかないことの恐ろしさ【凌dise】


「あいつら大丈夫かな?」
「何ですか?!先輩もしかしてあやちゃんの心配?」
「当たり前だろ!あやは大事な妹なんだぞ」
「シスコンですね」
「そんなんじゃねーよ!」

そんなこと言ってても本当はあやが大好きだったりする

あーもちろん妹としてだけどな

「まぁー大輔なら大丈夫じゃないんですか!」
「そーだな」

俺は以前大輔から相談を受けていた
それはあやのことが好きで付き合いという内容だった
あの女嫌いの大輔があやのことを好きになるなんて思ってもいなかった

だが、大輔は本気だった
大輔が本気になったのを俺は見たことがなかった俺は大輔にあやを託すことにした

実は俺もあやには少し惹かれたいた

あやに大輔のことを聞いたらまんざらでもなかったからな
多分告ったら成功するんじゃないかと思う

まぁあやたちは今頃楽しくやってるんだろーな

「俺たちもせっかく来たんだから楽しむか」
「そーですね」

そして俺たちは遊園地の中であまり怖くない方のジェットコースター『シャインカー』に乗ることにした

あやたちはLINEで1番怖いとされる『最強Q』に乗ると言っていた
俺たちはそれを避けた

あいつら2人の邪魔をしたら悪いかと思ったから

そして俺たちはあやたちとは別のジェットコースターに並んだ

この時は何もなく1日が終わると思ってた
まさかあんなことになるなんて思ってもいなかった
思ってもいなかった…
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