1運命の日【あやdise】

「おい!早くしろよー先行くぞー」
「待ってよー」
朝、お兄ちゃんに急かされていた
私は杉崎あや
都立高校に通う普通の16歳
今日はお兄ちゃんと私そしてお兄ちゃんの後輩である大輔と翔太の4人で遊園地に行く約束をしていた

「ったく服選ぶのに何分かけんだよ」
「もーお兄ちゃんは本当女心わかってないんだから!別にいーでしょ」
「まぁいーけど時間くらいは守れよな!」
「はーい」
「じゃあ、行くか」

そして私たちは待ち合わせ場所である駅に向かった

ーーーーーー
ーーーーーーーーー
「もー遅いよーあや!」
「あー大輔ごめん!服選びに時間がかかっちゃって」
「服着りゃいーのに何でそんなん時間かかんねん!」
「もー翔太は女心がわかんないんだから!」
(「そんなこと言う翔太もバッチリきめてきてんじゃない!」)

大輔と翔太はもう駅にいた

そりゃそーか
もう10分過ぎてるもんね…

私が着いたのは10時10分
待ち合わせ時間より10分過ぎていた

私は意外と時間にルーズだったりする
まぁずっと甘やかされて育ってるし
人生ノリで生きてるからね

「断言してもええ!お前みたいなやつはな就職の面接という大事な時にも遅れんねん!」
「はぁ?!そういう時はちゃんと時間守るんだから!」
「もー喧嘩しないの!」
私と翔太を見かねて大輔が止めに入ってきた
「だってー」
「ほら!分かったからつべこべ言ってねーで早く行くぞ!」
「はーい」
お兄ちゃんの鶴の一声で私たちは遊園地へと向かって歩いて行った

ーーーーーーー
ーーーーーーーーーー