「いいよ。それじゃあ、ついといで」


とことこと、イケメンの後ろをついていくことに。


すると、


「ひろ!あんた遅いんだよ...ってその子だれ?」


これまた美人の女の人が!

大きな目を見開いちゃって、可愛い


イケメンに美人って...わたしのブサイクが目立つでしょ、もう


「姉貴、こいつバスに乗れなかった哀れなヤツ。可哀想だから拾ってきた」


そうそう、わたしは哀れなや...じゃなーい!


「あら、そうなの。じゃあはやく二人とも乗って。遅れるわよ」


お姉さまもそれで納得しないで...


哀れなヤツじゃないもん、わたし。バスのせいだもん



「ブサイクな顔してねえで、はやく乗れ。置いてくぞ」


「さっきと態度全然違うじゃない!...車には有り難く乗せてもらうけど」


ぶつぶつ呟きながら、車に乗ったのであった。