あかりー?たくくんが迎えに来たわよー?


「はぁーいちょっと待ってー!」


おっせーんだよ!置いてくぞ、


「待ってよぉ!たくー!」
スタスタと階段をかけ降りた

ズテンッ!
「ったぁ。。」

ぷっ笑
だっせお前朝から転けるとか。
ほら、(やさしく手を差しのべてくれた

大丈夫か?

「う、うん。ありがと!」

「私の名前は春風あかり、
趣味は歌うこと、
実は彼と付き合っています。
そして、彼の名前は一ノ瀬巧
学校一モテる男だ。」


おまえ誰にしゃべってんの?
あほなの?

「うるさいなぁ!読者の人に
しゃべってるんだよぉ!
たくは見てればいーの!」

ちっ。。
あ、どーもー!
一ノ瀬巧っす、こいつの彼氏やってます。
他の女には一斎関わるつもりねぇから
よろしく!


「ふふったくもしゃべってるじゃん笑」

うるせーよ!遅刻すんぞ
おいっ!走るぞ!


「え?ぁ、うん!待ってー!!」

これから話すことは
私と巧が出会う前の話だ。

「おはよぉ、さくら!」

おっはー、あかり!

彼女の名前は神楽坂さくら
いかにも家が大金持ちそうな名前
高校で一番最初に仲良くなったのが
さくらだ。私の大事な友達だ。


なぁ、あかり?
あんた好きな人おらんの?


「えー?そんなんいるわけないやーん?」

あかり可愛いのにもったいなーい!
駿に頼んでいい人紹介してもらう?

「えー、いいよぉ。悪いし。。」
駿は、さくらの彼氏。
緑風駿。見た目はすごくヤバそうな人
だけど中身はすごくいい人。とさくらは
いってる。ほんとのところどーなのか
私は知らない。。



よし!決まりね!
駿に電話するから待ってて!!

「え??!いいって!さくらぁ!」

もしもし?駿?
うん、あかりに似合う人。うん。。。



「はぁ。もういーやここは乗っとこう。」



あかりー?
今日、桜島町のカフェね!


「あ、うん。わかった!」


はぁい。じゃ、またね。駿。バイバイ


「もー、勝手に話進めないでよー!」


ごめんって!
でも、これであかりにも
彼氏ができるかもしれないじゃんっ!ね?


「そーだけどさぁ。。」


さくらも楽しみだなぁ!
その相手の人に会うの!!


「はははっさくらったら駿に怒られるよ?」

そんなこと話しているうちに
放課後になっていた。

ついにやってきた。
コンパ?合コン?笑
ま、どっちでもいーか。

1度さくらと別れ、家に帰り、
支度をした。

「お母さん!今からさくらとカフェ行くから夜遅くなるけど、ご飯は作っておいてね!よろしく!


いってきまーす!」(ガチャンッ



あかりー?こっちこっち!


「あ、さくらぁ!」

ゆるーく巻いた髪がふわふわぁっとなる


もぉ、みんな来ているようだ。
例の彼も。。

巧っちあかりちゃん来たよ!

そぉ、駿くんが彼に声をかけてくれた

すると。。。そこにいた彼は


『一ノ瀬巧です。よろし。。。く。。
あか、、り?』


「巧。。。?なんで、、、?」


さくらと、駿はこの状況に
ついてこれていない。
二人で顔を見合せ首をかしげ


え、あかり知り合いだったの?

「え?あ、うん。。ちょっとね」


『ちょっとこいあかり。』

ぐいっと私の腕を引っ張り
その場から去ると。


『お前、どーゆーことだよ!
なんでここに?』

「こっちの台詞よ!なんで
巧がここにいんのよ!」

『俺は駿がどーしてもって言うから
仕方なく来てやっただけ!』

「私だって、さくらにそろそろ
作らなきゃって
無理矢理連れてこられただけ!」


「『はぁ。』」

二人揃えてため息をつくと

『じゃ、付き合うってことにしよっか?』

「えー?なんでそうなんの?」

『さくらちゃんと、駿に見せつけるから』

「でも『お前は俺の言うこと聞いてりゃいーの。』


そー、私が彼と始めてあったのは
ずっと通っている塾。
2期生が巧と私。。

勉強のことで少ししゃべるくらい
だったからとてもびっくりしている。
まさか、こんなところで会うなんて。。

『な?いいだろ?あーかーり。』

塾のときとは何かが違う。。
なんというかチャラい?
塾では、すごく真面目なキャラなのだか。。

「よ、よろしくお願いします」

この成り行きで私と巧は
付き合うことになる。

この後、あんなことになるなんて
私も巧も思いもしていなかった。。。