「なんか、燕君ってイジリがいあるよね。
すぐ反応するし。」

透哉さんがニヤニヤしながら言った。

「よく言われる。」

翔平と希美にはもちろん、生徒とかにも……。

「やっぱり⁇」

透哉さんはケラケラと笑った。

その後、商品が届いたから 話は一旦 終わりとなった。

「とりあえず、燕はそっち食べてて。
んで、しばらくしたら交換しよ。」

「了解。」

未来にそう言われて、言われた通りに 自分の前に置かれたのを食べることにした。

一口目から、凄く美味しかった。

「結構、うまい。」

「私のも美味しいよ‼︎」

未来は笑顔だ。

「食べる⁇」

この美味しさを未来にも分かって欲しくて、俺は未来が一口で食べれるくらいの量をフォークに巻きつけたて 未来の口の方にパスタを向けた。

それを未来はパクッーと一口で食べた。

未来はキラキラした目で親指を立てた。

"美味しい" っていうサインだ。

「美味しいよな。」

俺は相槌をうった。

「あ、なら 私のも……はい。」

未来もさっき 俺がやったことと全く同じことを俺に対してしてくれた。

「ありがと。」

だから、俺も差し出されたパスタを一口で頬張った。

少し多かったかも……。

「んー‼︎」

多くて、食べにくい感じもするけど それでも、このパスタ すげー美味い‼︎

口の中がなくなってから、改めて

「美味しい。」

と伝えた。

「やっぱり、私の目に狂いはなかった。」

未来は自信満々にそう言った。

「あぁ、そうだな。」

俺は未来の頭をクシャーと撫でた。