「結婚式は呼んでくれよ⁇」
突然、襖が開き 中に入ってきたのは 透哉さん。
「分かっています。」
っていうよりも、未来のお姉さんの旦那さんだから 関係的に呼ばないといけないと思っていたんだけど。
「これで、美嘉 安心するな。
ずっと、未来ちゃんのこと 気にかけてたから。」
「これで、残る心配は実希だけだ。」
お義父さんがそう仰った。
未来、って3人姉妹だったっけ⁇
「実希は昔っから、あんまり人と関わったりしてなかったからね。
どうなんだろう。」
「私も付き合ってる人くらい、居るし。
酷いよね、お父さん お母さん。」
中に入ってきたのは、小麦色に焼けた肌の女性。
「お姉ちゃん⁉︎」
未来はその女性を見て、驚いた。
きっと、さっき話していた 実希さん⁇なんだろう。
「なんか、肌 黒くなったね。」
未来はどストレートに 実希さんに話しかけた。
「あー……うん、そうだね。
今 私、オーストラリアで仕事してるから。
日本と季節反対だから、この間まで夏だったんだよ。
私、日焼け止め嫌いだし そのままにしてたら 焼けた。」
この人もなかなか、個性的だなーと思った。