バンッ！ドアが開く音がして振り向くと、実憂と涼平君がいた。

「芽李～空～！何２人して呑気に遅刻してんのよッ！」

「そーだよ！抜けてくんのスゲー苦労したんだからな！今頃、担任カンカンだよ～」

「実憂達ごめん～」

『悪かった。』

「もぅ！許してあげる」

「感謝しろよ」

「今、芽李と空は付き合ってるとか噂出来てるわよ？実際どうなの？」

「つっ付き合ってる訳無いじゃん！」

うわ～焦りすぎて、かんぢゃった。

『芽李とは、ただの友達だよな？』

――…ッそんな笑顔向けないで…

何か、胸がズキッてするじゃん。