月日がたつのは本当に早い。卒業式になった。

 亜美は拓斗を諦めきれなかった。ずっとずっと恋い焦がれていた。

 小学校を後にしようとしたとき、声をかけられた。

 「今更だけど…また、惚れ直しました。付き合ってください。」

 夢を見ていると思った。おもいっきり笑った。その時落とした紙は【自律神経失調症 完治】と書かれた紙だった。