朝から体がしんどい。朝練は行けなさそうだ…。亜美は給食が終わった後に遅れて登校した。

 「さー。これから相手校に行くぞー。勝てよ!」

 「俺たちにかかれば楽勝だわ(笑)」

 男子は余裕そうだった。
 相手校に向かって出発した。30分ほど歩き、ついたらすぐに試合が始まった。

 「よろしくお願いします!!」

 相手チームは背が高く、ほとんどの人がバスケットボールを習っているようだった。

 ピー!!

 開始3分、さっそく点を入れられてしまった。その後もなんとか阻止しようと試みるも、圧倒的な差をつけられて完敗してしまった。亜美たちは絶望に浸っていた。

 他のチームたちが戦うも、全試合負けてしまう。力の差を見せつけられた。みんな下を向いて帰っていった。