美冬side



もー、また美月寝坊?

でも授業中に来るってラインがきたから来るわね




「ねえ、美冬ちゃん」




呼ばれたほうをみると同じ中学の
長友 紗英 通称さっちゃんがいた




『さっちゃんどうしたの?』




「あのね、私4組なんだけど生徒会の二階堂先輩が4組にきて美月ちゃんのこと聞かれたの。写真持ってる?とかどんな性格?とか」




『……ストーカー?』


 
たしかに美月には何人もストーカーがいたけど今の美月の姿でストーカーするような人いるの?




「私勝手に美月ちゃんのこと話したらいけないと思ってあまり知らないって答えたけど、同じ4組の真優と未来にも聞いてた」



『わかった。さっちゃんありがとう。
また5人で集まろうね!』




「うん!誘ってね!」




さっちゃんがでていくと入れ替わるように美月がきた



「美冬おはよー」




『おはよーってもう昼だからね?
まあ、来たから許す


で、さっそくだけど大切な話あるから弁当食べながらはなすね』



「うん。屋上?」





『どこでもいいけど屋上にしよっか!』





屋上にいくと人は1人もいなかった




『あのね、今日さっちゃんにいわれたんだけど、美月って二階堂先輩知ってる?』




「二階堂っていう柔道の有名人なら知ってる」




『……たぶんちがうかな

で、その二階堂先輩が美月のことをさっちゃんと真優と未来にきいてたらしいの』




「なんで?」




『わからない
二階堂先輩って生徒会らしいけどもし勧誘だったらあたしのことも聞くかなって思ったんだけど……』