次の日、湊は美冬と登校するらしいから俺は早めにマンションをでて学校の探検をした
学校には中庭や小さな丘、池、広いグランドがあった
俺は中庭が気に入りベンチに腰を下ろしのんびりしようとしたが
『女?』
ベンチにはさっき見たときはいなかったフードを深くかぶった女がいた
一瞬男かと思ったが制服はスカートだった
気になって近づくとネコをなでていた
「あんた、誰?」
俺に気づいたのか女が話しかけてきた
『俺は上空 睦月。おまえは?』
「自分は宇佐見 美月
上空って確か美冬の彼氏の友達だよね?
呼び方美月でいいから
よろしく」