「ええ。ありがとうございます。でも私はまだ結婚する気は無いので…」

何回このセリフを言っただろうか。
このままでは気が滅入ってしまいそうだ。
そう思った私はパーティを抜け出そうと考えた。


「すみません。少しお父様とお話ししてきますわ。」


そう言うと私は扉を開け会場を出る。

会場の外は静かで落ち着く。
このまま庭でお昼寝でもしよう。