「もうパーティに戻らなくていいよね。」


私は1人つぶやくとそのまま芝生に寝転がる。


空が綺麗な青色で吸い込まれそうになる。この世界に私1人だけしかいないような気がした。






「え??」


急に後ろからした声に私は驚き起き上がり振り向く。

するとそこには見慣れない赤い毛と綺麗な金色の目をした男の人が不思議そうな顔で私を見ている。


「だ、誰!?」

思わず声を上げる私をなだめるように彼は、


「…っあ!俺は怪しいやつじゃないから!」


と言った。